「やりたいことはあるんです。でも、なかなか行動できなくて」
コーチングの現場でも、日常の会話でも、よく耳にする言葉です。
やる気がないわけではない。むしろ、ちゃんと考えているし、情報も集めている。 それなのに、なぜか動けない。
「行動しないこと」があなたがほんとにやりたいことなんでしょう!って言われてしまったり、「自分は意志が弱いのかもしれない」「結局、本気じゃないのかな」と、自分を責めてしまうことありませんか?
なぜ、やりたいと思っているのに行動できないのでしょうか。
その理由を、一緒に考えてみましょう。
やる気はあるのに、なぜか動けない
私自身も、長い間「行動できない側」にいました。
たとえば、集客のための行動。
自分の仕事を続けていくうえで、集客がとても大切なことはよくわかっていました。その中でも、SNSは避けて通れないとも思っていました。
それなのに、いざ投稿しようとすると手が止まる。
「この内容で出して大丈夫だろうか」
「これを見た人はどう思うだろう」
「同業者に見られて、馬鹿にされるんじゃないか」

そんな考えが頭の中をぐるぐる回って、結局、1投稿するのにとても時間がかかってしまい、それ以降が続かない。
やっていない日が続くたびに、「やっぱり私は発信好きじゃないし」とか「SNS投稿とか向いていないのかもしれない」と、勝手に結論を出して、言い訳していました。
でもこれは、「本当はやりたくなかった」からではありません。
むしろ逆で、大事だと思っていたからこそ、怖くて動けなかったのです。
行動できないのには、ちゃんと理由がある
よくある3つのパターン
行動できない理由は人それぞれですが、よく見ていくと、いくつか共通するパターンがあります。
① 失敗したらどうしよう、が頭から離れない
ひとつは、「失敗を自分の否定と結びつけてしまうこと」
うまくいかなかったら、「やっぱり向いていない」「自分にはセンスがない」と感じてしまう。だから最初の一歩が重くなります。
②「正解」を探しているうちに、時間だけが過ぎていく
もうひとつは、「正解を探しすぎてしまうこと」。
「間違えたくない。」
「遠回りしたくない。」
「ちゃんとした方法を見つけてから動きたい。」

そんな気持ちが強いほど、行動のタイミングを失ってしまいます。
③ まだ「自信」がないから、動かない方がいい気がする
そして、よくあるのが「自信がないから、まだ早い」と思ってしまうこと。
「もう少し自信がついたら」
「準備が整ったら」
でも、その“もう少し”は、待っているだけではなかなかやってきません。
ここで大事なのは、自信がないこと自体が問題なのではないということです。
自信を「行動の条件」にしてしまうことが、行動を止めてしまっているのです。
〈補足〉それ、本当は「やりたいこと」じゃない可能性もある?
行動できない理由は、恐れや自信の問題だけとは限りません。ときには、「そもそも本音ではない」というケースもあります。
「やりたい」理由を見直してみる
たとえば、
「周りがやっているから。」
「それができたら良さそうだから。」
「今の状態から抜け出したいから。」
こうした理由で「やりたい」と思っていることは、決して悪いものではありません。ただ、心のエネルギーは続きにくく、行動が止まりやすくなります。
やりたくないのか、怖いだけなのかを見分ける問い
一方で、私のSNSのケースは少し違いました。
やりたくなかったわけではない。必要性も感じていたし、できるようになりたいとも思っていた。ただ、「評価される場」だと感じていたから怖かったのです。
見分けるヒントとして、こんな問いがあります。
例えば、こんな問いを自分にしてみてください。
- もし、失敗しても誰にも知られなかったら、それでもやりたいですか。
- それをやっている自分を想像したとき、気持ちは軽いですか、重いですか。
- やらなかった未来を想像して、後悔はありますか。
「やりたくない」のか、「やりたいけど怖い」のか。
ここを整理するだけで、次の一歩はぐっと選びやすくなります。
動かない選択にも、実はメリットがある?
行動しないことで、実は得ているものがあるのです。
行動しないことで、守っているもの
- 失敗しなくて済む。
- 傷つかずに済む。
- 自分の可能性を、未確定のまま残しておける。

だから人は、無意識のうちに「動かない」選択をします。
それは弱さではなく、今の自分を守るための自然な反応です。
行動しないままでいると、起きやすいこと
ただ、行動しない選択を続けていると、少しずつ起きてくること(=デメリット)もあります。
それは、自分への信頼が下がっていくことです。
「やろうと思っていたけど、やらなかった」
この経験が重なると、「次もたぶんできない」という感覚が、自分の中に静かに残っていきます。
また、行動しない限り、「向いているかどうか」も分かりません。
できるか、できないかを判断する材料がないまま、考え続けることになります。
そして何より、時間だけは確実に過ぎていきます。
現状を維持しているつもりでも、環境や状況は変わっていく。
その変化に対応する選択肢が、増えないままになってしまうこともあります。
これは失敗することよりも、じわじわ効いてくるデメリットかもしれません。
行動できる人も、最初から動けたわけじゃない
ここで、最近の私自身の話をひとつ。
私は数年前にテニスを始めました。
スポーツ自体は昔からやってきたので、最初からうまくできるとは思っていません。一朝一夕で上達するものではないことも、よくわかっています。
だから、失敗しても落ち込まない。
うまくいかなくても、「今はこの段階」と受け止められる。そして、時間を見つけて練習量を増やし、工夫しながら続けられる。
その結果、行動が止まることはありませんでした。
あるとき、ふと気づきました。 これ、集客もSNSも同じじゃないか、と。
テニスでは「下手だからやらない」とは思わないのに、仕事になると「うまくできないなら出さない」と思っていた。
この意味づけの違いが、行動の差を生んでいたんです。
自信がなくても、動きやすくなるコツ
そこから意識的に変えたことがあります。
まずは「決める」より「試す」
ひとつは、行動を「決断」ではなく「実験」と捉えること。
結果を得るために行動するのではなく、正しいやり方や結果を手放して、まずは試してみる。
そこから、得られるものもたくさんあります。
SNSも、最初から正解を出す場ではなく、試してみる場だと考える。
今の自分でできる、小さな一歩を選ぶ
もうひとつは、今の自分でできる小さな一歩を選ぶこと。
完璧な投稿ではなく、「今日はこれを出してみる」くらいでいいのではないでしょうか?
周りを巻き込む
そして、ひとりで考え続けないこと。頭の中だけで悩んでいると、行動はどんどん重くなってしまいます。
周りを巻き込むといっても、大げさなことでなくて大丈夫なんです。信頼できる誰かに、今の考えを話してみる。それだけでも、行動はぐっと現実的になります。
言葉にして整理することで、「何が怖かったのか」「どこで止まっていたのか」が、不思議と見えてきたりします。

小さく動き始めると、何が変わるのか
小さな行動を続けていくと、少しずつ変化が起きます。
最初はうまくいかないこともあります。
でも、「やってみた」という経験が増えることで、自分への信頼が少しずつ積み重なっていきます。
そして気づくんです。
「思っていたより、怖くなかった」
行動できる人は、最初から自信があったわけではありません。
小さく動きながら、自信を作っていっただけなんです。
まとめ|自信がなくても、動いてみる!
行動は、自信ができてから起こすものではありません。むしろ、自信がないときこそ、行動は意味を持ちます。
小さく動いてみる。 うまくいかなかったら、やり方を変えてみる。 それだけで、「できない自分」という感覚は、少しずつ書き換えられていきます。
完璧な一歩はいりません。 必要なのは、「止まり続けない」選択だけです。
もし、
「頭では分かっているのに、動けない」
「何から始めればいいか分からない」
そんな状態にいるなら、コーチングという場を使ってみてください。
一人で考えていると、思考は同じ場所をぐるぐる回りがちです。
誰かと一緒に言葉にすることで、 一人では見えなかった選択肢が、
コーチングの対話の中で見えてくることもあります。

執筆:ファシリテータ―
横澤あゆみ
最近はテニスと推し活を満喫中。旅好きで、仕事やプライベートで世界100カ国をめぐってきました。旅の相談はお任せください!人の仕組み(身体や脳)にも興味津々です。
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執筆:横澤あゆみ 編集:鈴木敦子
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コーチングを習得する過程を経て、進化し続ける習慣を醸成していきます。7カ月の学習期間は、対面学習だけでなく、オンラインでの振り返りがあります。そして毎月の課題に取り組むことで、自身をバージョンアップし続けることができます。
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効果的なチームワークは、個々の能力を超えて目標を達成する傾向があります。それは、力強い味方となるでしょう。クラス修了しても成長し続ける関わりが手に入ります。