ベンチャー企業の人事として、日々社員の悩み相談やコミュニケーションの問題に向き合う飛騨昌子さん。自身の「大切な時間をどう使うか」を見つめ直した時、ふと浮かんだのが「コーチング」でした。エッセンシャルコーチングクラス(ECC)での学びを通じて見えてきた自身の成長、そして周囲との関わり方の変化とは――飛騨さんが語るリアルな体験と気づきをご紹介します。
受講のきっかけを教えてください。
私の人生の時間を「私の大切な時間」と捉え直したことが始まりでした。「これからの時間をどう使おう?」と考えてみたら、私にはいろいろな想いがあったんです。
- もっと自分が成長したい
- 人事としてステップアップしたい
- 子どもをはじめ、これからの子どもたちの成長支援をしたい
これらを実現するために必要な学びは何だろう、と考えたときに「コーチング」が頭に浮かびました。そこからさまざまな講座や団体を探し始めたんです。
受講の決め手は?
コーチングを学べる方法は本当にたくさんありますよね。でも私は、「講座が終わったあとも学びの場やコミュニティが継続してあるコース」を探していたんです。
ECCでは講座終了後も、コミュニティや継続的な学びの機会が用意されていると聞き、「ここだ!」とピンときました。
さらに、私は「この講師から学びたいかどうか」をとても重視します。セミナーでも研修でも、まず講師の方自身に惹かれるかどうかが大切なんです。あつこさんや原田さんの体験コースを受けてみて、「この人たちから学びたい」という気持ちが高まり、それも大きな決め手になりました。
受講して手に入れたことは?
ECCに参加する前から、私はただスキルを学ぶだけでなく、新しい学びのコミュニティや関係を築きたいと思っていました。講座やセミナーは、一度終わってしまうとそこで学びも途切れることが多いですが、ECCは講座期間中はもちろん、それ以降も学び合える場が続いています。
そういう意味で、「成長の場を自分で選択して、そこに身を置けること」がとても大きかったですね。会社や普段の友人関係とは違うところで、自分をさらに伸ばせる場を持てるようになったことが、私にとっては一番の収穫かもしれません。
受講後の変化は?
私自身の心の変化や行動面での変化が、大きく表れたと思います。受講前から「やりたいこと」はぼんやりと見えていましたが、なかなか動き出せなかった。でもECCでの学びを通じて、「動かなきゃ、私がなりたい私にはなれない」という危機感や意欲が急に高まり、一気にジャンプできたんです。
実際に人事の仕事をする上で、社員との面談の内容も変わりました。たとえば以前は、自分の経験をもとにアドバイスをしていたのですが、今は相手に問いかけるスタンスを意識するようになっています。
ある社員から「上司が私の提案をやらなくていいと言うんです」という相談を受けたとき、「もし上司がOKを出してくれていたら、どんなことができそう?」と質問してみました。すると、その社員は「あれもできるし、これもできるし……あ、別の方法も試せそう」とどんどんアイデアを出して、自分で次のアクションを見つけたんです。
実は私自身、まだ転職したばかりで部署の詳しい状況や社員の性格を深く把握できていません。それでもコーチング的な関わり方を通じて、社員を支援できたことを実感できるのは本当に嬉しいです。
受講して変化した他者との関わり
家庭でも、ECCで学んだことを子どもに共有するようになりました。たとえば「刺激と反応の話」や、「思いを言葉にしてみる」重要性などを一緒に話すと、中高生の子どもにもすごく響くんですよね。子ども自身が自分の考えを整理して、「次はこうしてみる」と動き始める場面を見ると、親としてとても嬉しいです。
会社でも家庭でも、自分が「アドバイスを与える側」だけにならず、相手の内面から行動を引き出す関わり方を実践できるようになったのは、ECCで学んだ大きな成果だと感じています。
どのような人に受講をおすすめしますか?
「コーチングのテクニックを知りたい」だけじゃなくて、「コーチングを本質的に学び続けたい」「人との対話力を高めたい」という人におすすめします。
ECCの期間は、単に「コーチングを学ぶ期間」というよりも、「自分がコーチングされる期間」でもあるんです。つまり、自分自身を成長させまくりたい!という人には、すごく合っていると思います。自分がクライアント側に立って、コーチングされることで起こる内面の変化をリアルに体感できるので、相手に対してもより深く関わる術が身につくはずです。