斎藤 拓弥 さん

エンジニアリング企業 会社員

役職:グループ人事企画部長
業界:人材・サービス
企業規模:2,000人
マネジメント人数:3人
※受講開始当時の情報です

受講のきっかけを教えてください。

人事部長としての仕事の中で「自分自身を変える必要があるのではないか」と思うようになったのが、コーチングとの出会いにつながっています。

以前の私は、人事部長としてのあるべき姿や確固たる自分の軸を「持たねばならない」という「べき論」で考えていました。会社の合併に伴う人事制度の統合という大きなプロジェクトの際にも「自分の軸をきちんと持たないと、誰もついてきてくれない」と課題感を抱えていました。

そんな時、私の友人の中で、目を見張るほど活躍し始めた人がいました。彼女は、自分のやりたいことや得意なことを明言し、それに集中していました。自分の苦手なことは周りとコミュニケーションをとりながら、うまくマネジメントしていました。以前に比べて、彼女のいいところが活かされているように感じました。

「一体どうしたんですか」と尋ねると、『コーチングを受けて考え方が変わった』とのこと。彼女にそのコーチを紹介してもらい、私もコーチングを受け始めました。

コーチングでは、「べき論」ではなく「自分がどうしたいのか」を常に問われます。
自分のポジティブな気持ちに沿って行動することに感銘を受け、私もコーチとして、部下や家族など周囲の人々に対してコーチングができるようになりたい、コーチングをもっと学びたい、と思うようになりました。それが、スクールでの受講を決めた理由です。

スクールで学んだことで、手に入ったことは何ですか?

「すべき」ではなく「自分はどうしたいか?」というセルフマネジメントを確立することができました

エッセンシャルコーチングを受講する前、国内のMBA(経営学修士)プログラムを受けていました。そこでは、コーチングでも話題に上がる「私の志は何か」「自分は人生で成し遂げたいか」のようなことも話しました。
同じことを扱っているようですが、エッセンシャルコーチングで掲げたものはすごく腹落ちしたんです。

なぜ腹落ちできたのかというと、より自分自身に寄り添って深掘りできたからだと思います。
MBAプログラムはビジネスに主眼があるため、客観性が重要だと思っていました。「自分」とは少し距離がある、「みんな」にとって納得感のあるものを掲げる必要があると思い込んでいました。

私はそのプログラムを経て「誰もが求める人事部長像」を掲げはしましたが、そこまで腹落ち感がなく、自分をその理想像まで成長させることは容易ではありませんでした。

一方でエッセンシャルコーチングでは、まず自分の内面を掘り下げることからスタートします。
そのため、「みんな」が求める理想像ではなく、「自分」の本当の価値観や感情にフォーカスすることができ、自分の「やりたい」に素直に向き合えるようになりました。

MBAの頃に掲げた志とは似てはいるものの、腹落ち感が全く違うので、そこに向かって自ら行動していける実感があります。

当スクールの学習環境やプログラムについてはいかがですか?

超実践型スクールと謳っているだけあって、まさにその通りだと感じています。
スクールでは月1回の対面学習とオンライン学習があり、毎回宿題が出されます。

カリキュラム第3回を受講した後、受講生同士ではなく外部の人とセッション練習する課題が出ました。セッションの様子は録音をし、文字起こし原稿を作成した上で、講師と一対一で行うフィードバックセッションに活用します。

私はその課題に取り組んで以来、学び方が大きく変わっていったように思います。
部下や家族という見知った関係ではなく、外部の人に対して行うとなると、対価としてお金をもらう責任が伴います。単なる「お勉強」ではなく、実践で使える技としてきちんと習得したいという思いが強まりました。

最初はすごく抵抗がありました。
自信がない、上手にできない、セッションの様子を第三者に見せるのは恥ずかしい…。
ですが、まさに「習うより、慣れろ」。繰り返しやっていくと慣れてくるし、自分の成長を強く実感しました。
また、他者に対して「あなたはどうしたいのか」との問いかけは、結局は自分自身への問いかけにつながり、「私自身はどうしたいのか」を考えさせられる有益な時間でした。

次第にコーチングの面白さにはまり、副業でコーチングを始めました。
自分自身が自分らしくあれば、生きやすいし、やる気も出る。私がそう感じたように、私と関わる人もやりたいことができるよう自分自身にフォーカスしてほしい、と思うようになりました。
今では「コーチングを一生の仕事の一つとしたい」という思いが芽生えています。

7カ月間のカリキュラムは、「自分自身の可能性を最大化することに対して、自分自身がフォーカスできているか」を一貫して繰り返し説いていました。表面的なテクニックではなく、コーチングの要の部分を習得できるのがこのスクールのよさだと思います。